公益社団法人 日本スカッシュ協会

ニュース

2018.06.30

ナショナルチーム

2018 Penang Jr. レポート-5 

大会4日目
試合結果
協会チーム
BU19 17-24位決定戦
曽根直樹 lost to Sanjeev Jeyabalan(マレーシア) 1-3

松本航太 beat Andrew Sung Jung(マレーシア) 3-0
BU17 9-16位決定戦
安成翔太 lost to Rafi Khan(パキスタン) 0-3
GU17 17-24位決定戦
佐藤舞雪 lost to Amira Singh(インド0-3
高橋楽歩 lost to Rachel Poh Yee Shing(マレーシア) 1-3

 

GU17 9-16位決定戦
渡邉安佑未 lost to Shasmithaa Nityanandan(マレーシア) 0-3
BU15 25-32位決定戦
池田悠真 beat Eugene Oon(マレーシア) 3-0

GU13 準々決勝

緑川あかり lost to Lee Sze Lok(香港) 2-3

個人参加
BU15
伊藤幹太 0-2

 

BU13
篠宮尊 2-0

BU11
池田到真 0-3

 

GU11 

緑川ひまり 0-2

 

曽根選手は、良く走りドライブで相手を押していましたが、フロントコートが強い相手に対してドロップを多用してしまい、流れを失ってしまいました。ラリーで押してはいたのですが、ドロップをカウンターで取られる展開が続き、最終的には相手にポイントを許してしまうかたちとなりました。バックコートではラリーを制していただけに悔しい敗戦となりました。

 

松本選手は、ドライブが強く良く走る相手に対して、最小限のミスで良く動かしていたと思います。ディフェンス面も良く粘り、相手にプレッシャーをかけることができ、相手のミスを待つプレーも目立ち、良いゲームができていたと思います。

 

安成選手は、昨日に続きミスの多い試合となりました。スピードは対抗できていたのですが、その分ショットと動きが雑になりました。良く走ってはいましたが、それが相手にとってプレッシャーになることはなく、自らのミスを生む原因となってしまいました。残りの試合では、この2試合での反省を生かしたプレーを期待します。

 

池田選手は、落ち着いたプレーで相手を見て良く走らせていました。ドライブのクオリティも高く、余裕のあった良いゲームであったと思います。スピードが上がった中でも、今回のようにミスを減らしてボールを動かしたいってもらえたらと思います。

 

渡邉選手は、非常に良いプレーをしていました。成長を感じさせる内容でしたが、要所での判断ミスやスキルのミスがあり、それが相手を追い込むことができなかった原因だと思います。自分が有利にプレーをしている中での、イージーミスやディフェンス面での準備不足などはすぐに改善可能ですので、残りの試合で調整していってもらいたいと思います。

 

佐藤選手は、自由にボールをコントロールすることができずに、一方的な内容で敗れてしまいました。所々、良いショットもありましたが、ラリーの中でボールをコントロールしきれずに、ルーズボールを出すことが多く、ポジションも取れずに攻められる場面が目立ちました。明日は、この状況をなるべく作らないようなプレーをしていってもらいたいと思います。

 

高橋選手は、良いリズムで1ゲームを取ることはできましたが、2ゲーム目以降は相手のペースでプレーさせられてしまい、終始受け身の展開となりました。その中で、自分がどうすることでこの流れを変えられるのかを常に考えたラリーをしていく必要があります。

 

緑川選手は、昨日第1シードを破り勢いに乗る選手が相手でした。1ゲーム目は、完全に流れを作ることができずに簡単に失ってしまいました。しかし、2ゲーム目以降は、終始攻撃的な姿勢でプレーができ、相手に大きなプレッシャーを与えることができました。特に強いドライブとフロントへのアッタクが功を奏し、2・3ゲーム目を連取し、4ゲーム目もマッチボールを握りました。ところがここからイージーミスを連発してしまい、精神的に追い込んでいた相手選手を助けてしまいました。このゲームを逆転で失うと、メンタル面が一気に崩れてしまい、そのまま立て直すことができずに敗れてしまいました。スコア的には非常に惜しかったですが、トータルで見るとスコア以上の差がある試合であったと感じています。準決勝進出を逃しましたが、気持ちを切り替えて、明日からの試合でこの経験を生かしてもらいたいと思います。

 

夜は、少し時間がありましたので、ここまでのプレー、試合への準備や試合中の戦い方などについてミーティングで以下のような話をしました。

自分のスタイルを貫く必要がある時、逆にそのスタイルとは異なるが勝つために有効なプレーを選択する必要がある時など、スキルとフィジカルだけではなく、頭も含めて勝つために自分の力を出し切るということを残りの試合で取り組んでいこうという話をしました。

目指すプレーとその試合に有効なプレーはイコールでない時があります。今回の試合では、それができていないことが多く見られていますので、そこを意識してもらうために話をしました。残りの試合で、選手達が少しでも成長してくれることを期待しています。

 

マネージャー佐野

 


試合結果は以下のURLから詳細を確認できます。



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