＜男女世界選手権大会団体戦（香港）：大会レポート③＞
Day３
本日から男女とも予選リーグがスタートし、初戦のスペイン戦を迎えました。
今日のオーダーは男子が机→遠藤→林で女子が渡邉→緑川→西尾で挑みます。
 
【男子】
日本vs スペイン　0-3
机龍之介 lost Iker Pajares Bernabeu
8-11,7-11,11-7,6-11
遠藤共峻 lost Ivan Perez Saavedra
6-11,11-7,11-7,5-11,9-11
林尚輝 lost Edmon Lopez
8-11,6-11,9-11
 
オープニングマッチをエースの机からスタートしますが、WR５６の相手に苦戦を強いられます。
いつもに比べてフロントコートのケアが遅れたり、ショットがティンを叩くことが多く、上手くリズムを掴めず2ゲームを取られる厳しい展開になってしまいます。
しかし、そこから再度集中しなおして3ゲーム目を取りますが、最後はミスが目立ってしまい敗戦となりました。
続く遠藤は1ゲーム目を先行されるも、そこから立て直して2ゲームを連取し試合を優位に進めます。
が、4ゲーム目の序盤から再度ペースチェンジした相手に対応が遅れてしまいゲームカウントがタイになり最終ゲームへ。
シーソーゲームで迎えた終盤にアンラッキーな判定もあり惜しくも勝利を逃しました。
チームの勝敗が決してしまった後の試合はメンタルコントロールも凄く難しいのですが、林が3試合目に入ります。
序盤からハイペースなラリーを展開してくる相手に対して真っ向から打ち合う形になり、ラリー終盤で惜しいミスが増えてしまいゲームを落とす事が目立つ試合内容でした。
ポイントは取れているし、スピードも過去に比べ対抗できているので細かいミスが無くなるよう明日以降の修正に期待したいと思います。
 
 
【女子】
 
日本vs スペイン　2-1
渡邉聡美 beat Marta Dominguez
11-4,11-9,11-5
緑川あかり beat Cristina Gomez
11-6,11-13,16-14,5-11,11-5
西尾舞洋 lost Noa Romero Blazquez
11-9,2-11,3-11,4-11
 
女子のオープニングマッチもエースの渡邉からスタートで序盤は硬さが目立ちミスから失点してしまう事もありましたが、締めなくてはいけないところはしっかりと締めて3-0ストレートでチームに勢いを作ります。
続く緑川はテクニックのある相手ではあったが1ゲーム目の入り方が過去一と言って良いほど動き、ショットのコントロールともに良く先手を取ります。
続くゲームからはショットの長さが短くなり、ゲームをコントロールされてしまった事でゲームカウントをタイにされますが、そこも次ゲームで修正し成長を感じさせてくれました。
4ゲーム目は相手のペースになり落としますが、最終ゲームは1ゲーム目と同じく動きもショットの長さもメリハリが効いていて最後はしっかりと勝ち切りチームの初勝利を決めてくれました。
そして、シニア代表デビュー戦となった西尾は先輩2人が勝利をお膳立てしてくれたことで少し肩の荷が下りた状況での試合でしたが、シニアレベルの壁を痛感する内容となりました。
1ゲーム目こそ持ち前の機動力でテンポよくボールを拾いながらゲームを作れましたが、2ゲーム目以降はショットのパワー、展開の速度への対応等、多くの課題が浮き彫りになり1-3で敗戦です。
明日以降の試合を通じ、大会期間中だとしても大きな成長を感じさせてくれることに期待したい。
 
女子は今日の勝利で上位トーナメント進出に大きく前進しましたが、男子は明日の試合に勝たないと上位トーナメント進出への望みが無くなってしまうので中々厳しい状況です。
そんな中、明日の試合ですが、男女とも世界最強のディフェンディングチャンピオン、エジプトと対戦します。
男女ともにチャレンジャーですから王者の胸を借りるつもりで思いっきり戦ってきてもらいたいと思います。
 
 
チームマネージャー
松本淳
 
 
＜12/10の試合予定＞
【女子】
日本ｖｓエジプト
10:00~（日本時間11:00～）
indoorglasscourt
 
【男子】
日本ｖｓエジプト
12:30～（日本時間13：30～）
indoorglasscourt
 
※試合順は２－１－３です。
 
大会公式Ｌｉｖｅストリーミング　World Squash TV
https://worldsquash.tv/page/633af81e29bfd849259bf147