公益社団法人 日本スカッシュ協会

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2024.07.06

ナショナルチーム

アジアダブルス選手権大会(マレーシア・ジョホールバル):大会レポート④ 

<アジアダブルス選手権大会(マレーシア・ジョホールバル):大会レポート④>
Day4
大会2日目は日中に各カテゴリーの予選リーグを行い、夜からミックスダブルスの順位決定戦が行われます。
昨日の各選手とも試合を通じて得たものがあると思うので、その部分をペアで修正しながら勝利に繋げてもらいたいです。
【女子ダブルス予選Pool:杉本&佐野ペアvsJEMYCA&YVONNE(PHI)ペア Lost 0-2】
スタートから左サイドの佐野に集中的にボールを集められゲームの主導権を握られてしまい落ち着きを取り戻す前に押し切られてゲームを落とします。2ゲーム目に入る前に戦術の確認をしてそこを徹底的についていくとゲームメイクの芯が出来たことで互角以上の流れになります。1-1で迎えたファイナルゲーム、マッチポイントを取られた中でも粘りを見せ追いつくと、タイブレークのない1ポイント勝負になります。会場中が一番の盛り上がりをみせる中、最後は相手の執念のショットが決まり惜敗となりました。不慣れな状況の中でも早く相手の穴を見つけ、そこを突いていく戦術が必要とされるのでプレイヤーはシングルスよりも意識することが多く大変ですが、スカッシュを新たな視点から見ることもできる機会になっているのは良い部分です。中々勝ちに繋げられていない女子ダブルスですが、プレーするごとに良くなっているので次に期待したいです。
【ミックスダブルス予選Pool:林&杉本ペアvsCHENG&LAI(HKG)ペア Lost 0-2】
上位リーグ進出に負けられない1戦でしたが、相手は序盤から杉本を徹底して狙ってくる戦術でラリーの主導権を握られます。林&杉本ペアも流れを変える為に縦ラリーを意図的に増やすなど工夫を凝らしますが、右サイドを狙いつつ、ロブなどで前後にも攻めてくる相手に攻め手を失いゲームを落とします。つづく2ゲーム目は中盤でリードを許すも終盤相手のインサイドを狙った攻撃やフロントコートへのアタッキングで差を詰めますが、追いつきかけた時にミスが続いてしまいそれが最後に響く格好で敗戦となりました。
【ミックスダブルス予選Pool:安成&佐野ペアvsRAIFA&AGUNG(INA)ペア  Lost 1-2】
両チームとも女子にボールを集める展開の為、クロスコートの打ち合いになりますが、カウンターを狙ったショットがミスになりゲームを落とします。続く2ゲーム目は粘り強く我慢をする所と攻めるところの押し引きを意識したことでメリハリがつきカウントをタイに戻しファイナルゲームへ。最終ゲームは前のゲームミスの多かった男子選手側にボールを集める展開で中盤までリードをしたのですが、集め過ぎてしまった事で相手のリズムが復活してしまい終盤に向けてそこから崩される展開になり、最後は逃げ切られる形になりました。この辺りのリスクマネジメントもシングルスとは違った部分なので修正た必要と感じました。
【ミックスダブルス9位~15位決定戦:安成&佐野ペアvs林&杉本ペア  win 2-1】
ここに来て、まさかの日本ペア対決となりましたが、僅差で安成&佐野ペアに軍配が上がりました。
スタートから佐野のフロントアタックが冴え、リードを奪うとそのリードを上手く生かして安成&佐野ペアが先手を取ります。後がない林&杉本ペアは佐野のインサイドやロブで揺さぶりをかけミスを誘い流れを奪い返すとこのゲームを一気に押し切ります。
最終ゲームは終盤までお互い譲らない展開が続きますが、リードしていた林&杉本ペアにミスが出た事で最後は安成&佐野ペアが捲り切った内容でした。
お互いやりづらい状況だったと思いますが、一つ勝つことの難しさを再認識しつつ、明日以降の大会後半戦に挑んでもらいたいです。
【男子ダブルス予選Pool:遠藤&林ペアvsONG&SYAFIQ(MSA) Lost 0-2】
準決勝トーナメント進出の為の第一難関である上位シードのマレーシアペア。相手も両サイドフォアの布陣の為、インサイドのバックバックを効果的につかっていく展開から互角のラリーを続けます。昨日も思いましたが、このペアは自然とフォローできていてオフェンス、ディフェンスのバランスをうまく取れていると感じました。
1ゲーム目も要所で良いショットを決められただけで、ほぼ互角の内容でした。2ゲーム目に入り双方白熱したドライブラリーを展開するとテンポが速くなった分、アグレッシブなピックアップやキレの良いショットが両チームで炸裂し合いゲーム終盤まで競り合います。最後は相手のサーブがイレギュラーし惜しくも接戦を落としました。遠藤選手が相手選手と接触して頭を強打するアクシデントがあったりした中でも本当に良い試合内容だったと思うので、次の香港ペアに勝って準決勝への可能性を残して欲しいと思います。
【男子ダブルス予選Pool:遠藤&林ペアvsLEUNG&LING(HKG) win 2-0】
準決勝進出へ絶対に負けられない戦いでしたが、序盤から左サイドの林がパワーのあるショットで相手を差し込むと、右サイドの遠藤が巧みなスペーシングでフロントコートにアタッキングし大量リードを奪う展開で1ゲーム目を抑えます。続く2ゲーム目は序盤こそミス続き嫌な流れになりかけましたが、ここでも林が攻守にキレのある動きで流れを取り戻すと最後は遠藤がテクニカルなショットで仕留める会心の試合内容で勝利しました。
現時点でグループ3位の位置ですが、勝敗、得失セットは2位の香港ペアと同率で、唯一、得失点が1点負けての3位です。
遠藤&林ペアは明日、4位のシンガポールペアと2位の香港ペアは1位のマレーシアペアとの対戦となる為、セットカウント2-0で尚且つ最小失点で勝つことが重要になります。
今日も朝9時から夜7時まで長丁場を戦いました。
まず、女子ダブルスは惜しい結果だったので明日以降の追い上げに期待したいです。
ミックスダブルスは順位決定トーナメントの初戦が日本人ペア対決になってしまったのは残念ですが、両ペアとも一つでも上の順位で終われるよう頑張ってもらいたいです。
最後に男子ダブルスは明日ベスト4をかけた大事な一戦となります。
初開催の大会でメダル獲得なるか、非常に楽しみな試合になると思うのでライブ配信もある予定なので是非応援頂けると幸いです!
チームマネージャー&コーチ
松本淳
[明日の試合予定]
男子ダブルス 遠藤&林ペア   10:30~
女子ダブルス 杉本&佐野ペア  10:30~
ミックスダブルス 安成&佐野ペア 13:00~
ミックスダブルス 林&杉本ペア 13:30~
女子ダブルス 杉本&佐野ペア  15:00〜
男子ダブルス 遠藤&林ペア 午前中の結果次第の為、時間未定
※全て日本時間です。

表は横スクロールでご覧頂けます

安成・佐野ペア

林・杉本ペア

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