公益社団法人 日本スカッシュ協会

ニュース

2023.06.08

ナショナルチーム

<第22回アジア選手権個人戦・大会レポート③  大会初日> 

今日から開幕となり“TEAM JAPAN”の選手達がアジアの頂点目指して戦います。
安成選手は一回戦からの登場ですが、林、渡邉、緑川の3選手は2回戦からの登場となりました。
【各選手の試合時間】
<Men‘s 1R>
安成-Huang Liang-Yu(TPE) 
3-0(11-5.11-4.11-7)
スタートから程よいリズムでのラリーで主導権が握れたのと、フロントコートへのリアクションが遅い選手だったので早めの仕掛けにより安定してポイントを獲得出来ていました。
3ゲーム目の入り方でリズムが悪く入ってしまっていたので個々の部分は反省が必要でした。
<Men’s 2R>
安成-(5/8) Tang Ming Hong(HKG)
0-3(9-11.2-11.5-11)
この試合もスタートから安成選手のいいリズムで主導権が握れ、相手のミスも多く6-0とリードしますが、次のラリーでストリングが切れるアクシデント発生!(香港に来てから3本目)ここから一気に流れが変わり序盤の貯金を放出する形になってしまい逆転でこのゲームを落とします。
アクシデント後に少し間があったタイミングからTang選手がギアを一段階上げてペースチェンジしてきたのはそつがなかったと感じました。
2ゲーム目は逆転の勢いそのままに防戦一方の展開で反撃できず。
続く3ゲーム目にカウンタードロップなどで得点は取れましたがストロークやショットミスが出てしまいストレートでの敗戦となりました。
やはりこのレベルになってくるとミスの数が勝敗に大きく関わるので減らすのは当たり前として、2ゲーム目以降バックコートで得点できていないので相手にプレッシャーが掛けられていないのも注目すべき点かなと思いました。この辺りの改善が今後の課題だと思います。
明日からは2回戦敗者のSpecial Plateにまわります。
林 -Seyed Mohammadreza Ziyaekashani (IRN)
2-3(9-11.11-5.11-6.6-11.8-11)
スタートから林選手の動きは重く動きにキレがみられないプレーが続きました。
特に外から見ていて気になったのはフロントコートのピックアップに序盤からリアクションが遅かったのと、得意のフォアハンドストレートが思いのほか伸びず相手を抜ける形にできなかったのが終始ゲームを難しくしてしまった部分かなと思います。
失った3ゲームの内、1ゲーム目はフロントコートで8失点と如実にその部分が目立ちましたし、4,5ゲーム目はピックアップする為に必要以上にスタミナを消費したことで両ゲームとも7つものミスが記録されました。
チャンスの瞬間、一瞬の判断やリアクションに間があることが多く相手を効果的にコーナーまで引っ張れていなかったのも、相手のペースが落ちず後手に回らなければいけなくなってしまった原因かもしてません。残念ながら林選手も2回戦敗者のSpecial Plateにまわります。
今日の疲労感が明日に残らないか心配ですが、宮内トレーナーにケアしてもらい明日は林選手らしいプレーを期待したいと思います。
<Women’s 2R>
緑川-Anahat Singh (IND)
1-3(6-11.11-6.6-11.8-11)
初戦から実力が拮抗している選手との対戦だったので楽な試合ではないと思ってはいました。
序盤からお互いドライブラリーの応戦となりリズムの早い展開で、ゲームの入り方としては良かったと思います。
しかし、平面でのドライブラリーの中で緑川選手のボールが相手よりも甘くなる回数が多く、そこを速いテンポでアタッキングされてしました。
また、その際にポジショニングが下がってしまっていたのもフロントコートへのリアクションが遅くなった原因の一つだったと思います。
そのポジショニングの部分と平面だけでなくロブも入れた奥行きのある展開にしていこうと次ゲームに修正できたのは良かったと思いました。
3,4ゲーム目も展開的には悪くなかったと思いますが肝心なところでラケットコントロールの細かいミスが出てしまい、それが結果的には致命的な失点となってしまいました。
本当に実力が拮抗していただけに、逆の結果も大いにあったと思います。
その分、今日の敗戦はもったいなかったと感じる一戦でした。
緑川選手も明日からは2回戦敗者のSpecial Plateにまわります。
渡邉-Lee Yi-Hsuan (TPE)
3-0(11-5.11-3.11-4)
“TEAM JAPAN”最後の砦となった大会第1シードの渡邉選手の初戦ですが、緑川選手と試合時間が被っていた為、チームメイトの安成選手がセコンドに入ってもらいました。
その安成選手からのコメントは「まったく問題なかったです。」でした。
明日以降も万全の状態で挑んでくれることを期待しています。
大会初日にして3選手がメインドローから惜しくも敗退となってしました。
選手、スタッフともショックはありますが、まだ明日も試合は続きますし、渡邉選手が3選手の分も背負って戦い抜いてくれると思いますので全力でサポートしていきたいと思います。
チームマネジャー&コーチ 松本淳
【明日の各選手の試合時間】
◼︎Men‘s Special Plate
安成-Aaron-Jon Widjaja LIANG (SIN) 16:30 C8
林 -Haizhen LI (CHN) 17:15 C8
◼︎Women’s Special Plate
緑川-Anantana PRASERTRATANAKUL (THA) 15:45 C8
◼︎Women’s R3
渡邉-Ching Hei FUNG (HKG) 15:00 CC
※記載の試合時間は現地時間です。(日本時間は+1時間してください)
【香港スカッシュ協会公式FB】※ストリーミング配信はここから
https://www.facebook.com/HongKongSquash
【大会公式HP】※試合結果はここから
https://www.hksquash.org.hk/…/tourna…/detail/id/109.html

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