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2019.07.27
ナショナルチーム
香港ジュニア2019 レポート-5
7月26日(金)大会4日目
大会4日目が終了しました。
準決勝で安成選手は惜しくも敗退し、明日の3位決定戦へ。
渡邉選手は5-8位決定戦を勝利し、明日5,6位決定戦となります。
高橋選手は今日敗れたため、明日7,8位決定戦に回ります。
プレート戦の安藤選手、緑川選手は敗れて、今大会の試合は終了となります。
BU19 準決勝
安成 翔太 lost to【2】To Wai Lok (香港) 0-3(9-11,9-11,5-11)
1ゲーム目から互いに力みもあり、早い展開でのスタートとなりました。
安成選手も要所でのミスはあったものの、しっかり相手のペースについていき、後半までは点差も離れませんでしたが、最後は押し切られる形で落としました。
2ゲーム目は前半リードされたところから、安成選手が我慢してピックアップし続けたことで相手のミスを誘っていましたが、オーバーペース気味で疲れも出てきたこともあり、後半追い上げきれず、0-2と後がない状況になりました。
ここから3ゲームを取る為には体力も踏まえ、ペースダウンせざるを得なくなり、ゲーム序盤は我慢のラリーを続けていました。
相手も前半の早い展開から動きが遅くなっていましたが、安成選手が先に足が止まってしまい、ストレートでの敗退となりました。
ストレートでの敗退ですが、相手の疲れも大きく、1ゲーム目を競ったところで取ることができれば、結果は変わっていたかもしれないと思える試合展開でした。決勝進出は逃しましたが、カテゴリアップした年の大会でこのレベルでの戦いを経験できたことは今後に活かせるかと思います。
明日は3位決定戦がありますので、気持ちを切り替えて挑んでいきます。
BU17 スペシャルプレート2回戦
【9/16】安藤優太 lost to【9/16】Carney Tad (アメリカ) 0-2(4-11,2-11)
昨年のUSジュニアオープンのU-15優勝者との対戦となりました。
丁寧なドライブとラケットワークが良いプレーヤーでした。
安藤選手の後ろからのドライブが読まれていて、ストレートで相手を下げることができず、仕掛けられて動かされるラリーが続きました。
このレベルでの対戦では、各ショット精度はもちろんのこと、ボールの入り方等も変えていかなければいけないかと思います。
対人スポーツなので、相手にどう見えているかを普段から意識することが必要です。
一つ一つのショット精度の差は大きくないですが、色々な引出しを持ててくると、戦い方も変わってくるかと思います。
GU19 5位ー8位決定戦
【3/4】渡邉安佑未 beat【5/8】Lee Sze Yu (AUS) 3-2(11-6,7-11,2-11,11-4,11-8)
1ゲーム目は相手のミスが目立ち、ロングラリーも少ないまま、点数を重ねていきました。
ただ、渡邉選手のリアクションは良くない場面が目立っていました。
2ゲーム目に入り、渡邉選手自身がドライブを後ろに伸ばせないことにフラストレーションがたまり、イージーなミスや強引に打ちこもうとしたショットをカウンターされる場面もありました。自分のショットに対してナーバスになっていて、3ゲーム目もその意識から抜け出せないまま、落としました。
後がなくなった4ゲーム目に、大きくペースダウンをしてロブショットを多用する展開に変えました。これが功を奏して相手のペースが乱れて、2-2のタイに持ち込み、ファイナルゲームへ。徐々に落ち着きを取り戻して、5ゲーム目には得意のドライブショットとロブショットを織り交ぜながら展開を作ることができ、見事勝利しました。
2,3ゲームと立て直すまでに時間がかかってしまったことで苦しい展開となりましたが、
そこからペースチェンジして勝利を掴めたのは良い経験かと思います。
GU17 5位ー8位決定戦
【5/8】高橋楽歩 lost to【5/8】Cheng Miriam Min Chen (香港) 0-3(3-11,2-11,5-11)
少し動きの硬い立ち上がりとなり、相手がストレートベースで組み立てているのに対し、早い段階でクロスに逃げようとしてカウンターされる場面が目立ちました。
2ゲーム目にボールの長さは合ってきたものの、焦りから動き出しが早くなってしまい、相手の後ろからのボーストショット等に逆を突かれての失点が続きました。
3ゲーム目にストレートとクロスのバランスを意識しながら左右に打ち分けし始めたことで、
相手の前に立つケースは増えて得点も重ねましたが、相手のフロントコートへのショットの対応が遅れてしまい、そのままマッチオーバーとなりました。
課題となっているところは明確になっているので、明日以降につなげてもらいたいです。
GU15 スペシャルプレート2回戦
【9/16】緑川あかり lost to【9/16】Uthrian Thanusaa (マレーシア)0-2(9-11,8-11)
1ゲーム目の入りは、得点をお互いに取り合う展開となりました。
ドライブの長さをコントロールし、フロントコートへ相手を動かすシチュエーションを作れていましたが、相手選手のフロントコートからの強打に対してディフェンスする場面が多くなり、競ったのですが9-11でゲームを落としました。
2ゲーム目も、相手選手を前後に動かす展開も作れ点数を重ねていったのですが、中盤〜後半以降のエラーが続いてしまい8-11で敗退しました。
全日程を通して、緑川選手がベストを出せた大会であったと思います。
〈渡邉安佑未 コメント〉
今日の試合は、自分がマイナス思考で、最初の2、3ゲームは、あまり良くなかったです。4ゲーム目で、気持ちを持ち直し、ペースチェンジに成功し、初めて相手に勝てました。明日も勝ったことがない相手なのでリベンジしたいです。
〈安藤優太 コメント〉
今日の試合は昨日よりは良かったのですが、相手の丁寧でよく伸びてくるドライブに対し、自分のドライブが単調になりすぎてしまい、先に仕掛けられる展開が続いてしまいました。後ろのラリーの中で相手から見て2択、3択の選択肢を与えられるような展開を作れていたら変わってきたと思うので、日本に帰ってから練習していきたいです。
帯同コーチ 西村、吉留
ドローや試合結果は、以下のサイトから見ることができます。
http://drawsystem.hksquash.org.hk/public_Organization.php?action=doStart&match_id=190