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2023.12.14
ナショナルチーム
<男子世界選手権団体2023(ニュージーランド・タウランガ)大会 Day5>
予選リーグ最終戦となった今日は、今大会第4シードのスイスと対戦しました。
試合順は2-1-3となり、TEAM JAPANのオーダーは池田→安成→安藤となります。
一昨日の試合でフルゲームを戦った池田ですが、昨日の休息日もあり序盤から全力で動いていきます。
しかし、1ゲーム目はクロスドライブがことごとくボレーでつかまり崩されると流れを掴めぬまま1ゲームを落とす展開へ。
2ゲーム目に入り、ストレートラリーの本数を増やしたことでクロスのボールがつかまりづらくなりベースのラリーが少し落ち着き池田が前に立てるシチュエーションが増えました。
また、相手のフロントコートへのアタッキングに対して、効率よくカウンタードロップで得点できていたのは良かったと思います。
ですが、中盤以降、相手のコントロールされた長さのあるドライブに削られ振り切られました。
3ゲーム目に入り、オーバーペース気味に池田に対してきっちりバックコートとフロントコートのメリハリをつけられ、一気に試合を決められてしまったのはもったいなかったと思いますが、現時点で池田が出来ることをやり切れていたとは思うので明日以降に繋げてもらいたいです。
続く第2試合には安成が登場。
安成も一昨日フルゲームを戦いましたが、こちらも疲れをみせない良いスタートだったと思います。
1ゲーム目の序盤、安成が積極的にボレーに入り、早いリズムでフロントコートを使い得点を伸ばしますが、中盤に追いつかれ、そこからはラリーにはなるが結果的に動かされてミスをさせられる展開で落とします。
2ゲーム目に入り、相手がスピードを一段階上げてきたり、早めの仕掛けで揺さぶりをかけてきます。
世界19位の相手に対し、ラリーを嫌がらずしっかり集中して中盤まではついていけたのですが、あと3点がどうしても遠くこのゲームも終盤で離されます。
あとが無くなった3ゲーム目。
スタートから1ゲーム目の序盤同様に安成から早めに仕掛けることで相手のリズムを狂わせミスももらいつつ9-1リードまで行くが、その時にはなった安易なクロスドロップから一気に流れが逆転し一気に追いつかれ、最後はタイブレークまで縺れたものの要所を締められ敗戦となりました。
リーグ戦の為、消化試合にはなってしまうのですが、3試合目の安藤も試合を行いました。
池田、安成の相手と同様なプレースタイルではあるが、若干の粗さが目立つ選手で、序盤は安藤も冷静に対応していたが、中盤以降、安藤のベースドライブがサイドウォールにあたるケースが増え、Tポジションでスペースを取られることが多くなってしまった。
これにより、ミドルコートから前後に効率的に動かされたり決められるシチュエーションが増えてゲームを落としました。
2ゲーム目も3ゲーム目もラリーとしてはそれなりについていけてはいるのですが、ショットの精度、ポジショニング等に如実に差があった分、ゲームの後半はミスさせられてしまうような展開が目立ちました。
安藤に関しては、状況判断とそれを対応するまでに時間がかかってしまい、結果対応が遅れることが目立つので、一旦リセットできるようなドライブのコントロールやピックアップのフィットネスが上がってくると良いかなと感じる試合内容でした。
この結果により、チームの予選3位が確定し、明日以降は17位~24位決定戦へ回ることとなります。
明日の対戦は各予選リーグの3位の中から大会本部が抽選を行い、TEAM JAPANは世界選手権初出場のクック諸島との対戦となりました。
未知数な相手なので気は抜けないですが、ここを勝てれば17位~19位のステージに進めるので最低限シードは確保といった状況になります。
明日もしっかりと準備をし、今日の反省点を踏まえて大会初勝利を届けたいと思います。
監督 松本淳
【明日の試合】
日本 対 クック諸島 12:00~(日本時間8:00~)
court 3
試合順 3-1-2
【公式HP】https://wsfmensteams.com/
【ストリーミング配信】https://worldsquash.tv/page/633af81e29bfd849259bf147
【試合結果】https://wsf.tournamentsoftware.com/sport/matches.aspx…