公益社団法人 日本スカッシュ協会

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2023.12.12

ナショナルチーム

<男子世界選手権団体2023(ニュージーランド・タウランガ)大会 Day3> 

本日からいよいよ試合がスタートし、予選リーグ初戦は15シードのナイジェリアとの対戦でした。
TEAM JAPANのオーダーは安成→池田→安藤で初戦からシードバックを狙いに行きました。
オープニングマッチを飾った安成ですが、序盤からテクニックのある相手の手数の多さと早めの仕掛けに対応が遅れます。
1ゲームを先行された後、しっかりとラリーを組み立てる事、早めの仕掛けのフォローに遅れない事をテーマにリズムを取り戻し競り合いながらも1-1。
続くゲームは中盤以降のミスが響いてしまい1-2とリードされますが、4ゲーム目を14-12と気迫で取り返しファイナルゲームへ。
テクニカルでバックコートからも精度の高い仕掛けがある選手だったのでゲームの序盤で離されたくなかったのですが、メリハリの効いたショットにプレッシャーをかけられて4-11でマッチオーバーとなりました。スコアからも勝てるチャンスは大きかっただけに結果は悔やまれます。
つづく第二試合はシニア代表デビュー戦となった池田が世界ランキング154位に挑みました。
安成の相手とはスタイルが違い、結構早いドライブラリーの展開からメリハリの効いたフロントコートショットとフォアサイドの強烈なショートキルが持ち味でした。
シニアデビュー戦ではありますが、ジュニア時代から数多くの海外試合を経験してきているのもあり、そこまで大きな緊張も無かったと思います。
その分、序盤から持ち味のスピードとフィットネスを生かしたラリーは作れていたと思います。
池田も安成同様、1ゲーム目を競りながら落とす展開となりますが、要所のミスの数と相手の得意な場所でカウンターを食らってしまう失点の仕方だったので、その部分を次ゲーム以降に修正し1-1。次のゲームも終盤まで競っていたのでもったいなかったが1-2。
この辺りから、粘る池田のプレイに相手の足が止まり始め相手のミスも増え始めます。
そこで我慢を重ねて競り合い4ゲーム目を取って2試合連続のフルゲームとなります。
8-9でリードされた展開から追いつくと両ベンチのボルテージは最高潮へ!
11-10でマッチボールを握り、息詰まるロングラリーから池田の放ったバックコートからのドロップがティンを叩き11-11。
その後も池田の本当に惜しいボールがティンを叩き試合を決め切れず最後は相手のグッドショットに力尽きました。
正直、最後のティンを叩いたショットはどれも入っていたら決まっていた可能性が高いショットだったと思いますし、どちらに転んでもおかしくはない展開でした。
前2試合の結果によりチームの敗戦は決まってしまいましたが、最後の安藤も明日以降の結果に影響がある為、試合を行いました。
安藤もシニア代表デビューとなりますが、序盤から程よい緊張感で入ることが出来、ミスが目立つ相手のスキを突きつつ先行します。
しかし、2ゲーム目から安藤も安易なミスから失点し始めると、そのゲームと3ゲーム目を連続で落とします。
全体的にミスをしてくれる相手に対し、なぜか仕掛けが早くなってしまいリズムを自ら崩してしまったのは本当にもったいなかったと思います。
4ゲーム目に入っても中々ラリーを自ら作っていく事が出来ず、リズムが悪くなってしまった事ですべてが後手に回ってしまい試合を落としました。
安藤に関しては、考えすぎてしまった事で混乱したような状況になってしまい立て直せないままだったので、明後日以降の試合までに背伸びをせず自分の出来ることを堅実にやるといった意識を再度確認して試合に挑んでもらえたらと思った試合内容でした。
開幕戦は本当に惜しい敗戦となり、明日のナイジェリア対スイス戦の結果にもよりますが、上位リーグを目指すにはつらい状況になってしまいました。
しかし、明日は中日となっており、回復と調整に充て万全の態勢で4シードのスイス戦に挑み、上位リーグへ望みを繋げたいと思います。
監督 松本淳
▼結果はこちらから
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