公益社団法人 日本スカッシュ協会

ニュース

2023.10.03

ナショナルチーム

<第19回アジア競技大会・中国(杭州)Day11> 

競技日程も大詰めを迎え、試合が終了する選手やチームが増えてきました。
今日はミックスダブルス予選が2試合と男女の個人戦2回戦が行われ、個人戦はベスト8が決定します。
ミックスダブルス予選の1試合目、対パキスタンペア。
ダブルスコートがほぼ皆無な日本にとって、正直、練習量としてはぶっつけ本番に近いくらいの練習時間と即席なスギトモペアでしたが、
試合が始まると外から見ている我々が驚く程のコンビネーションをみせてくれました。
1ゲーム目から相手の弱点を突くような戦術と遠藤選手の見事なフォローアップ。
そして、リアクション、ショットフィーリング共に団体戦の無念を晴らすようなパフォーマンスを見せ相手を圧倒します。
最後までスキを見せることなく初戦を2-0のストレート勝ちで飾りました。
続く2試合目の韓国戦。
1ゲーム目から本当に1ポイントを取って取られてのシーソーゲームで中盤まで行きますが、要所を締めたスギトモペアが先手を取って1-0とします。
ゲームを取った事で流れも勢いもスギトモペアになり、2ゲーム目も優位に進めていきますが、終盤追い上げられ10-9でマッチボールを迎えますが、
ここで大きなターニングポイントが…遠藤選手が左サイドの後方から放ったドロップショットに対し、相手が2バウンド後にピックアップしたと
スギトモペアと外で見ていた私自身も思ったのですが、まさかのピックアップ判定でこのゲームをひっくり返されます。
こうなると首の皮一枚で息を吹き返した韓国チームに勢いがつき、中盤までよく耐えていましたが勢いを止めきれず試合を落としました。
試合後に公式放映があったコートだった為、大会ディレクターとレフェリーディレクターをはじめとした競技委員会に正式に再検証の意義を申し立てましたが、結果は変わらず敗戦。
リーグの上位2チームに与えられる決勝トーナメント進出に向け、痛恨の1敗となりました。
しかし、明日のインド戦に勝てばまだチャンスはありますので、下を向かず、明日の一戦に全てをかけて挑んでもらいたいです。
男女の個人戦の内、女子の渡邉、緑川の試合はダブルス及び男子の個人戦と時間が重なっていた為割愛しますが、
リザルトからも3-0ストレートの危なげない勝利でベスト8を決めました。
男子の机の試合。
対戦相手のMahesh(IND)は団体戦優勝メンバーの3番手でWR74位の強豪です。
ゲームの入りから机がテンポの良いラリーを展開し、確実に得点を重ねていきます。
個人的見解ではもっと接戦な展開も予想はしていたのですが、今日の机の集中力はとても高くオフェンス、ディフェンス共にバランスよく出来ていました。
テンポの速いベースラリーから効果的にボーストでプレッシャーをかけ、得意のジャンピングボレーニックでトドメを刺す展開が随所に見られました。
2-0とリードして迎えた3ゲーム目。
オフェンス以上に最大の武器であるハイスピードで広範囲のピックアップにより、相手に疲れが見え始めしっかりと勝ち切りました。
このレベルの相手にほぼノーダメージで勝ちっ切った事は明日に向けて大きい収穫です。
明日は大会第2シードでWR19位のGhosal Saurav(IND)とメダルをかけた大一番となります!
最後の出番となった林の試合。
正直、格上の相手に対して今の自分の中でやれることを最大限やるという意気で挑みました。
スピードのある相手に対して、そのスピードを遅くしながら対抗していきます。
序盤はラリーの本数も多く対応できていましたが、中盤でミスが多くなったのとバックサイドで崩される展開が多くなりゲームを落とします。
しかし、2ゲーム目に入り、スローな展開に相手のリズムが少しずつ崩れ始めミスを引き出していきます。
終盤追いつかれるも、ここを凌ぎきり1ゲームを奪取!ゲームカウントをタイに戻します。
3ゲーム目に入り、明らかにラリーのペースを上げてきた相手に対し、懸命に対応しますが課題のバックハンド側でミスが多くなりますした。
相手に流れを与えるとそのまま押し切られる形で続く4ゲーム目も奪われベスト16で大会を終えました。
今大会を通じて本人も思う事もあると思いますし、最後の試合からヒントを得て新たな可能性もあると思うので今後の変化に期待したいと思います。
明日、男女の個人戦はベスト4をかけて準々決勝に挑みますし、ミックスダブルスも第1シードのインドペアを倒して決勝トーナメントへ望みを繋げたいと思います。
全試合気を引き締めて戦いたいと思います!!
監督 松本淳
【シングルス男女】
Ryunosuke Tsukue beat Mahesh Mangaonkar(IND) 11-6,11-2,11-6
Naoki Hayashi lost Lau Tsz Kwan(HKG) 6-11,11-9,4-11,4-11
Satomi Watanabe beat Lee Jihyun 11-7,11-3,11-9
Akari Midorikawa beat Bhlon Bipana (NEP) 11-3,11-1,11-5
【ミックスダブルス】
Tomotaka Endo/Risa Sugimoto beat Noor Zaman/Ali Mehwish 11-8,11-6
Tomotaka Endo/Risa Sugimoto lost Yoo Jaejin/Eum Hwayeong (KOR) 11-8,10-11,6-11
【明日の試合】
男子個人戦準々決勝
机龍之介 18:00~ C1
女子個人戦準々決勝
渡邉聡美 17:00~ C1
緑川あかり19:00~ C1
ミックスダブルス予選Pool
スギトモ対インド戦 11:00~ C7
決勝トーナメント進出した場合
17:00~or18:00~

Asahi その感動を、わかちあう。
ダイナム
AGC株式会社
トレッサ横浜
PR TIMES
Admiral



※内田洋行は広告協賛です