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2023.09.29
ナショナルチーム
<第19回アジア競技大会・中国(杭州)Day7>
女子団体は2大会連続のメダルをかけて。男子は一つでも上の順位を求めて、共に韓国と戦いました。
<女子団体・韓国戦>
試合順が1→2→3だった為、渡邉→杉本→緑川の順番でスタートしました。
1人目の渡邉。
絶対に勝つだけでなく、相手の勢いをシャットアウトするくらいインパクトのある勝利を求めましたが、その役割をしっかりと果たしてくれました。
終始ベースのドライブラリーでプレッシャーをかけた事でしっかり主導権を握り、そこからはやりたい放題な展開で完勝します。
1-0で王手をかけた中で杉本に出番が回ります。
しかし、スタートから動きが固く序盤からリードを許す展開となり中々リズムが掴めないままゲームを落とすと、2ゲーム目も3ゲーム目もフロントコートでプレッシャーをかけられたことで勢いを止めれずストレートで敗戦となりました。
2日続けてディサイディングマッチとなった緑川ですが、流石に序盤は緊張が感じられる立ち上がりで先手を取られてしまいます。
2ゲーム目に入り昨日の試合の勢いと同じく、フットワークとリアクションの速度があがりディフェンスからプレッシャーをかけてりズムを掴みゲームカウントをタイに戻します。
スタミナ面に不安のある相手で尚且つ流れを完全に引き込む為にもどうしても取りたい3ゲーム目。
明らかに仕掛けを早くしてきた相手に対して対応が遅れ、序盤から大きくリードされる展開になってしまいます。
しかし、相手の安易な一本のミスを皮切りに一気に追いたところまでは良かったが勝負所を抑えられこのゲームを落とすと、4ゲーム目も勢いのまま押し切られる展開で敗戦となりました。
これにより予選リーグでの敗退が決まり2大会連続のメダル獲得とはなりませんでした。
大舞台で日頃のパフォーマンスを安定して出せるかどうかも勝つためには重要な要素である事、様々なプレースタイルの相手に対してしっかりと対応できるようにすることも必要不可欠であると改めて痛感した試合内容でした。
<男子団体・韓国戦>
男子は昨日の試合結果により予選リーグ敗退が決まってしまっていた為、一つでも上の順位をと挑んだ韓国戦。
1人目の机はペースを上げてこない相手でしたが1ゲーム目はドライブでのプレッシャーに相手が耐え切れず先手を取ります。
2ゲーム目に入り連戦の疲れか、いつもより身体のキレが悪く粘られましたがここをしっかり抑えて、最後もきっちり勝ち切りました。
続く遠藤は1ゲーム目からミスが多く目立ち接戦となりましたがタイブレークでの要所を締め先手を取ります。
続く2ゲーム目もミスは目立ちましたがここも抑え取り、3ゲーム目も9-3としますが、ここから少しずつボールへのリアクションが遅くなります。
ボールに届かなくなるシーンが増え一気に9-9まで並ばれると勢いを止められずこのゲームを逆転で落とすと、流れは一気に相手へ。
4ゲーム目も相手の勢いを止められず、試合はフルゲームにもつれ込みます。
相手の気迫あふれるピックアップとハードヒットに遠藤も応戦しますが、要所でストロークを取られてしまうケースが増え、惜しくも敗戦となりました。
チームの勝敗を決するディサイディングマッチに登場した林ですが、得意のフォアサイドで得点を重ねてはいるものの、バックサイドの長い距離から仕掛けたドロップのミスが多く競りながらも1ゲーム目を落とすと、2ゲーム目もバックサイドで集中的に失点させられてしまいます。
最終ゲームに入り丁寧にラリーをすることで相手のミスも引き出しつつついていきますが、要所でミスが響き流れに乗り切れず終盤に追い上げを見せるもとらえきれず敗れました。
男子は敗れた3チームにはスコア以上に接戦の内容であった為、全勝もあったか?と思える状況ではありました。
過酷な試合日程の中、短期間で全試合良く戦ったと思います。
初のメダル獲得を目標にトライした今大会で目標は達成できませんでしたが、数日後から始まる個人戦とミックスダブルスに切り替えて、しっかり準備し挑みたいと思います。
結果的に男女とも韓国チームに敗れてしまった訳ですが、内容的には本当に紙一重だったと思います。
しかし、負けてしまった事をしっかりと受け止め、3年後の名古屋大会に向けてフィードバックすると共に、TEAM JAPANとして新戦力の台頭と現選手達の進化を促せるサポートをしていかなければならないと感じた一日でした。
明日、明後日と試合が無く空き日となりますが、回復とコンディショニングに多くの時間を割きつつ万全の態勢を整えたいと思います。
監督 松本淳
女子
Japan lost Korea 1-2
(1) Satomi Watanabe beat Heo Mingyeong 11-4,11-2,11-2
(2) Risa Sugimoto lost Eum Hwayeong 7-11,4-11,3-11
(3) Akari Midorikawa lost Yang Yeonsoo 5-11,11-6,10-12,6-11
男子
Japan lost Korea 1-2
(1) Ryunosuke Tsukue beat Yoo Jaejin 11-2,11-7,11-4
(2) Tomotaka Endo lost Lee Minwoo 14-12,11-7,9-11,7-11,8-11
(3) Naoki Hayashi lost Na Jooyoung 8-11,7-11,9-11