公益社団法人 日本スカッシュ協会

ニュース

2022.11.05

JSA-NOW

第21回アジア選手権団体戦レポート 大会最終日 

ステージ2・5-6位決定戦
【女子チーム】
日本 beat イラン 2-1
杉本 lost to Fereshteh EGHTEDARI 9/11 11/9 8/11 4/11
緑川 beat Hadis FARZAD 11/7 11/9 7/11 11/9
佐野 beat Ailee NAYERI 8/11 12/10 13/11 11/6
杉本選手は、動きが硬くショットにも伸びがなく、思うようにラリーが作れませんでした。2ゲーム目は相手のミスもあり取ることはできましたが、全体としてはゲーム感覚があまり良くないと感じられた試合となりました。怪我からの回復すぐでもありますので、今後のリカバリーに期待をしたいと思います。
続く緑川選手も、動きショットともに精彩を欠く内容でしたが、基本的なレベルの差があったのと、後半少し落ち着きを取り戻したことで、基本的な部分を見直していくことができ3-1で逃げ切ることができました。
ディサイディングマッチを戦うことになった佐野選手でしたが、序盤はボールが短く相手に前に立たれしまい最初のゲームを失いました。更に2ゲーム目もリードを許してしまい8-9までいきましたが、そこで相手選手のクロスが腿を直撃して怪我ためのリカバリータイムを与えられました。そこで冷静になれたのか、ショットのバランスが良くなりました。2・3ゲーム目のタイブレークを制すると、一気に波に乗り4ゲーム目も抑えて3-1で勝利となりました。
チームも勝ち、最終順位は5位となりました。
 
ステージ2・7-8位決定戦
【男子チーム】
日本 beat イラン2-1
林 lost to Samioolah Ghased ABADI 8/11 7/11 12/10 13/11 7/11
机 beat Alireza SHAMELI 9/11 9/11 11/4 11/7 11/4
安成 beat Seyed Mohammad reza ZIA KASHANI 11/6 11/9 11/6
林選手は、連戦の疲れで体が全く動かない状態でした。特に1・2ゲーム目は動きが重く、相手のショットに全く対応ができていませんでした。しかし、3ゲーム目から少しずつ反応が良くなり、2つのタイブレークを取りファイナルゲームまでいくことに成功しました。ここでもひつ踏ん張りというところでしたが、最後は力尽きてしまい、ステージ1の借りを返されるかたちで2-3で敗れてしまいました。
あとがなくなった日本チームは、机選手の試合となりました。ところが1・2ゲームは、ラリーでは展開を作れてはいたものの、相手選手の一発を狙ったショットで失点を重ねる場面が多く、ゲームを連続で取られ追い込まれる状況となりました。しかし、そこからしっかり立て直していき、3・4・5ゲーム目は安心して見ていられる展開で連取して3-2で勝利することができました。
こちらも最終試合がディサイディングマッチなり、チームの勝敗は安成選手に委ねられました。ステージ1でも対戦した相手でしたが、今回はその経験を活かして戦うことができたことでストレートで勝つことができました。今大会初日の遠藤選手のチーム離脱で多くの試合をこなすことになり、それによりゲームのクオリティがあがったと感じました。
 
最終結果は前回大会の3位を大きく下回る7位となりました。
今大会は、男女チームともに目標には届かず残念な結果となりましたが、チームと個人にとって良い部分も悪い部分も確認ができた大会になったと感じています。
 
来年のアジア競技大会に向けて、修正するところはして、個々のレベルアップもしていき、メダル獲得に向けて進んできたいと思っています。
皆さん、応援ありがとうございました。

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